3.11
今、僕は仙台にいる。
震災から6年目。
沖縄で生まれ、沖縄で育ち、6年前の今日、
テレビに流れる東北の地はまるで現実とは思えないものだった。
でもその当時は、自分のことで精一杯。
東北の人の事なんてほとんど考える事はなかった。
小さな日本であっても、遠い遠い東北の事だった。
テレビで流れる中東やアメリカの出来事と変わらない。
それが、今はこの東北の地にいる。
2年前に初めて福島を訪れ、それから東北での2年。
色んな事を経験し、色んな事を見てきた。
見たかった事もあれば、見たくなかった事も。
言葉では伝えられない事ばかりだ。
ここにいる人にしかわからない事がたくさんある。
生活する事でしかわからない事がたくさんある。
僕がここにいるのは、何か意味があるのだと思う。
未だ復興に何一つ力になれていないけれど、これからでも何かできる事があるはず。
あまりにも不謹慎な言い方だけど、
あの震災があったからこそ
生きるという事の大切さ、尊さを感じる事が出来た人もいると思う。
それを知る世代が、後世に引き継ぐ事は重要な事だ
東北のみなさん、一緒に頑張りましょう。
風ニモマケズ